ゼロクリーム[ノーコンパウンド]のレビュー

ゼロクリーム ノーコンパウンド
総合評価
( 4 )
メリット
  • コーティング車にも使える
  • カルナバ配合で深みのある艶
  • 施工が簡単でムラになりにくい
  • 撥水力と防汚力が高い
デメリット
  • 汚れや傷は取れない
  • 使えるのはボディの塗装面のみ
  • 耐久性が短い

シュアラスターの「ゼロクリーム ノーコンパウンド」をレビューします。

以前レビューしたことのあるゼロクリームはコンパウンド入りでしたが、コンパウンドの無いバージョンが販売されました。以下の記事はコンパウンド入り版です。

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ノーコンパウンド版ということで、汚れを落とす性能についてはあまり期待はできませんが、コーティング施工車にも安心して使える点でより多くの人に刺さる商品となっています。

「手軽で使いやすくてムラになりにくく、しっかり艶が出てお手頃価格」と目立ったメリットも多く、ライトなユーザーであれば十分すぎるほど満足する商品です。

バランスの取れたワックスをお求めの方にお勧めします。

目次

ゼロクリーム[ノーコンパウンド]の利用方法

  • あらかじめ洗車して砂や汚れを落としておく
  • しっかりと水分を拭きとってクロスにワックスを適量とり、塗広げる
  • ムラにならないように吹き上げる

ボディの塗装以外のプラスチック、未塗装樹脂、タイヤ、ゴム、ガラス、レザーレンズ等には使用不可

【新商品‼️】遂に出た!!ゼロクリームノーコンパウンド!!使い方や比較をまとめてやってみた!!

■動画の内容

基本的な商品解説と実際にコンパウンド入りのゼロクリームと今回のコンパウンドなし版を使用して比較しています。

  • 左:コンパウンドイン(通常ゼロクリーム)
  • 右:ノーコンパウンド

スリック性(ツルツル感)

  • どちらも「トゥルトゥル」になるレベルで滑りが良く、差はほぼ気にならない
  • 施工感・ムラの出やすさも大きな違いはなし

艶感

  • 真ん中の未施工部分と比べると、どちらも艶はしっかり出ている
  • よく見ると、コンパウンド入りの方が
    • 細かいキズ・水垢が少し取れている分
    • 表面の反射がきれい → 「若干キレイに見える」
  • ただし、これは「コンパウンドが入っているので当然」といった感じで、ノーコンパウンドが劣っているというより役割の違いと説明

撥水

  • 左右ともにかなり強い撥水(バシャっとかけてもビシャビシャに弾く)
  • 動画内では「撥水の違いは正直ほとんど分からないレベル」とコメント
  • 体感としては:
    • 性能ダウンは全くない
    • しいて言えば「右(ノーコンパウンド)の方がほんの気持ちビードが立っているかも?」くらい

【コレが真実】比較も!傷消しも!リセットも!ポリッシャー施工も!思い付くもの全て検証したら予想外すぎる結果に!シュアラスター ゼロクリーム ノーコンパウンド

■動画の内容

ノーコンパウンド版とコンパウンド版の比較動画です。
かなり詳細に検証してくれています。

1. 通常版とノーコンパウンド版の基本的な違い

通常版ゼロクリーム
微細なコンパウンド入り。軽い水アカや汚れを落とせるが、コーティング施工車には使いにくい側面もある。

ノーコンパウンド版
研磨成分ゼロ。
コーティング施工車でも安心して使えるように調整された「姉妹商品」。

見た目(チューブ、容量150g、質感、香り)はほぼ同じで、中身の「硬さ」や「香り」もほぼ共通。
大きな違いは「コンパウンドの有無」と「被膜性能のパワーアップ」。


2. 施工性・手触り・艶の比較

ボンネットを半分ずつ

  • 奥側:通常版
  • 手前側:ノーコンパウンド版

と分けて塗り、性能を比較しています。

● 施工性

  • どちらも最初は「ハンネリ系」で少し伸ばしにくいが、クロスに馴染むとスルスル伸びる。
  • ノーコンパウンド版の方が、わずかにクロスの走りがよく、ムラになりにくい印象。

● 手触り(スリック性)

  • 指で触った感触はどちらも「ワックスらしい手触り」で大きな違いなし。
  • キャップを滑らせるテストでは、どちらも置いた瞬間からスッと滑り出すほどスリック性が高く、差はほぼ判別不能。

● 艶・色の濃さ

  • 遠目では違いが分からないレベル。
  • よく見ると「ノーコンパウンド版の方が、ほんの少しだけ色が濃く見えるかも」という程度。
  • どちらも重厚感のある、しっかりした艶と映り込み。

3. 撥水性能と防汚性

● 撥水

  • 通常版:高撥水。接触角が大きく、気持ちいい水弾き。ただし水滴はやや大きめ。
  • ノーコンパウンド版:目視では明らかにノーコンパウンド版の方が撥水力がパワーアップしている。

● 雨かけ+水はけチェック

  • 通常版:上の方にやや大きめの水滴が残りつつも、流れ落ち方は良い。
  • ノーコンパウンド版:小粒の水滴がたくさん残る感じ。

● 1週間屋外放置での防汚性

  • 両方とも全体的に汚れが付着し、ぱっと見の差はほぼ無し。
  • 軽く手洗いすると、どちらもイオンデポジットはあるものの、施工範囲内は撥水効果のおかげで汚れが付きにくく、目立ちにくい。
  • 防汚性に関して「優劣はなし」という評価。

4. 一番気になる「傷消し効果」の真相

公式のAmazon商品説明に

「傷消し効果は、傷を削るのではなく、傷に溜まった汚れを落とし、ワックス成分で傷を埋めて見えにくくする」

と書かれている点に着目して検証。

検証方法

  1. 傷の入った範囲をテープで二分割、片側に通常版、もう片側にノーコンパウンド版
  2. それぞれ施工し、目視で傷の見え方を比較。
  3. その後、被膜をリセットし(ワックスを落とし)、マイクロスコープで塗装表面の傷の状態をチェック。

結果

・施工直後の見た目
 → 両方とも「薄い傷」はかなり見えなくなり、深い傷だけが残る。
 → 遠目ではほぼ同じレベルで隠蔽できている。

・被膜リセット後(ワックスを落とした状態)
 → 遠目では、通常版とノーコンパウンド版で傷の量はほぼ変わらない。
 → ごくわずかに通常版の方が傷が薄いかも?というレベル。

・マイクロスコープで詳細確認
 → 通常版もノーコンパウンド版も、傷そのものの深さ・形はほとんど変わっておらず、
  「研磨で削って消した」という形跡はない。
 → つまり、どちらも「傷に溜まった汚れを落とし、ワックスで光の当たり方を変えて見えにくくしている」
  = 隠蔽効果がメインで、コンパウンドによる本格的な傷消し効果はほぼない。

この結果から、

・小傷対策目的で「コンパウンド入りだから通常版を選ぶ」という意味は薄い
傷を目立たなくするという点では、ノーコンパウンド版でも十分

という結論になっています。


5. ポリッシャー施工での比較

ゼロクリームは「ポリッシャー施工できるの?」という疑問も多いため、

  • 通常版+ポリッシャー施工
  • ノーコンパウンド版+ポリッシャー施工

もテストしています。

● スリック性(滑り)

  • どちらもポリッシャー施工によって明らかに手触りがツルツルにアップ。
  • キャップ滑りテストでは、通常版ポリッシャー施工よりノーコンパウンド版ポリッシャー施工の方が、ファーストコンタクトから「ずるっ」と滑り出す感じが強く、スリック性の向上幅が大きい。

通常の考え方だと、「コンパウンド入りをポリッシャーでかけた方が表面が平滑になり、滑りが良くなるはず」だが、実際はノーコンパウンド版の方がスリック性アップが大きい。


これは「コーティング被膜としての性能が、ノーコンパウンド版で強化されている証拠」と評価しています。

● 艶・色・映り込み

  • どちらも透明度や映り込みが上がり、明らかにレベルアップ。
  • 4パターン(通常版手塗り / ノーコン手塗り / 通常版ポリ / ノーコンポリ)を並べると、「ノーコンパウンド版ポリッシャー施工」がもっとも色が濃く見え、映り込みもシャープで、透明度が高いと感じられた。

● 撥水 × ポリッシャー

  • どちらもポリッシャー施工で接触角がさらに大きくなり、水滴はさらに細かくなる。
  • 通常版:ポリッシャー施工で水はけも良くなっている。
  • ノーコンパウンド版:接触角が大きくなりすぎてビードが極端に細かくなり、かえって水が残りやすく、水はけが悪化したように見えるケースがあった。

6. 最終的なまとめ・どっちを選ぶべきか

動画内での結論を整理すると、こんな感じです。

  1. 小傷対策(見た目を誤魔化したい)という目的なら
     → 通常版もノーコンパウンド版も、「傷を削ってはいない」。
     → 隠蔽効果はほぼ同等なので、コンパウンド入りを選ぶ必要性は低い。
  2. コーティング施工車や塗装負担を減らしたい人
     → 研磨成分ゼロで被膜性能が強化されている
     → ノーコンパウンド版を選ぶメリットが大きい。
  3. ポリッシャー施工で最高の艶とスリック性を狙いたい人
     → 手間はかかるが、「ノーコンパウンド版+ポリッシャー施工」が最も色の濃さ・透明度・滑りが良かった。
     → ただし、水はけはやや悪化する部分もあるので、そこは好み。
  4. 価格・コスパ
     → ゼロクリーム ノーコンパウンド(150g)は、Amazonで1,481円程度(動画時点)。
     → 小まめにメンテナンスする人にとっては、十分コスパの良い商品と評価。

ざっくりまとめると、

  • 「傷を本当に削って消すコンパウンドワックス」ではなく、どちらも「隠蔽系の艶ワックス」。
  • そのうえで、ノーコンパウンド版は「コーティング対応・被膜性能アップ・撥水強化」がされているため、今後はノーコンパウンド版を選ぶ価値が高い、という結論でした。

YouTubeのコメントのまとめ

マンハッタンゴールド関連の動画に寄せられたコメントをまとめます。

  • ノーコンパウンドの撥水具合ええ感じですね!
  • 耐久性は、イマイチ
  • コーティング車にベストのワックスかも
  • 思っていたよりも艶が良くて驚いた
  • コンパウンド入りと目的別で使い分けられて良いかも

マンハッタンゴールドに関するX(Twitter)の評価

アマゾン購入者の感想まとめ

  • 塗った後は自然な艶が出て、見た目がぐっと引き締まった印象に!
  • 施工がとにかっく簡単で艶が出る
  • チューブ入りで使いやすくて転がらない!
  • お手頃価格で期待以上の艶と撥水性!
  • メッキ部分がピカピカに!
  • 少量だけ出せるので、細かい部分にも使いやすい
  • 小さい傷なら隠せる
  • 施工性、カルナバの艶、価格のバランスが最高レベル!
  • 未塗装樹脂は使えないのが残念
  • 一度洗車したら落ちてしまう
  • 水垢やウォータースポットは落ちない
  • 容量が少ない
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この記事を書いた人

三度の飯より洗車と洗車関連のケミカルが好き。
無心で洗車してコーティングするのが何よりも幸せ。

洗車関連のケミカルは沢山あるけど、ユーザーの感想が分かりやすくまとまっているサイトがないので、作ってみました。

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