自分にぴったりのグラフェン剤はこれ!人気5製品を徹底比較【HYDRO/NO.13/プリズムガード/P27/GO-XCOAT】

現在、新たなコーティング素材として注目されているグラフェン。

従来のガラスコーティングよりも凄い!と言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか?本記事では、グラフェンとは何か?から解説し、複数のグラフェン系コーティング剤を比較した動画をご紹介します。

目次

グラフェンとは何か?なぜ注目されているのか?

グラフェン(Graphene)とは、「炭素原子が蜂の巣状(六角形)に並んだ、厚さが1原子分しかない超極薄の物質」です。


もともとは炭素の一種(黒鉛=グラファイト)から取り出された素材で、2004年にイギリスの研究者たちが成功させて以来、「夢の素材」として世界中で研究・応用が進んでいます。


グラフェンの5つの特性

グラフェンは以下の5つの特徴を持っています。

  1. 非常に薄い(1ナノメートル=100万分の1ミリ)
    • 1枚のグラフェンは原子1個分の厚みしかありません。
  2. 鉄の100倍の強度
    • 驚くほど薄いにも関わらず、非常に丈夫。鉄の100倍の強さを持つとされています。
  3. 優れた熱伝導性・電気伝導性
    • 電気も熱も非常によく通すので、電子部品や冷却素材にも最適です。
  4. 柔軟で伸縮性がある
    • 紙のように曲げられたり、フィルム状に使ったりできます。
  5. 透明性が高い
    • 可視光の約97%を透過するため、透明な電極やディスプレイにも応用されています。

なぜグラフェンがコーティング剤に使われるのか?

グラフェンの上記の特性から、車のコーティング剤などに使うことで次のような効果が期待されています。

特性コーティングでの効果
高強度傷がつきにくく、耐久性が高い
熱伝導性熱を均一に伝え、塗膜の安定性向上
撥水性(親水性)水や汚れが付きにくい
透明性クリアで美しい艶が出る
薄膜形成が可能ムラなく施工でき、仕上がりがなめらか

ガラスコーティング剤との比較


比較項目グラフェンコーティングガラスコーティング
主成分炭素(グラフェン)二酸化ケイ素(ガラス)
耐久性とても高い(3〜5年目安)標準的(1〜3年目安)
硬さ・スクラッチ耐性かなり高いそこそこ高い
ツヤ・透明感ガラスに比べるとややマット非常にツヤが出る
疎水性(水はじき)非常に強い強いがグラフェンには劣る
価格帯高め標準的(グラフェンより安いことが多い)

耐久性を求めるならグラフェン、艶を出したいならガラス、というイメージでいいでしょう。

グラフェン比較動画

それでは、5種類のグラフェンコーティングを実際に使って比較した動画をご紹介します。

グラフェン系が気になっているけど、どれがいいかわからない方は是非ご覧ください。

結論:初心者からプロまで満足の一品は「ナンバー13」

グラフェン配合の人気コーティング剤5製品を横並びで比較した結果、総合力で頭一つ抜けていたのはブラスク ナンバー13でした。

施工性、スリック性、艶、水はじき、耐久性、どれをとっても高評価。まさに「全部盛り」の理想的な製品です。

ただし、目的や好みによっておすすめは変わるため、以下で各製品の特徴と比較結果を詳しく紹介していきます。


比較対象の5製品

製品名ブランド名特徴
ディテールアーティスト HYDROディテールアーティスト重厚な手触りと高撥水性
ブラスク ナンバー13BLASK施工性・艶・撥水すべてに高評価
スピーバル プリズムガードグラフェンSPIEVALL高い艶と撥水性・耐久性
ボラソリューション P27VOLASOLUTIONナチュラルな艶としっかり撥水
GO-XCOATGO-X素水性でスピーディな水はけ

比較① 施工性:誰でも簡単に塗れるか?

施工性はすべて高評価でしたが、特にスムーズだったのは「ナンバー13」。

  • 塗り広げやすく、布の引っかかりもほぼゼロ。
  • 他製品と比べても圧倒的に扱いやすい印象。

次点では「GO-XCOAT」も薄く均一に塗布でき、初心者向き。


比較② スリック性:キャップ滑走での滑りやすさ

滑りの良さを測るため、キャップをパネルに滑らせて評価。

  • ナンバー13:トップレベルの滑走性。滑り出し・加速ともにスムーズ。
  • HYDRO、プリズムガードも良好だが、ナンバー13に一歩及ばず。
  • GO-XCOATはやや滑りが鈍く、スリック性は低め。

比較③ 艶:光沢感・色の深み・映り込み

静止画比較により評価。

  • 色濃さ:プリズムガードグラフェン、ナンバー13が双璧。
  • クリアさ(透明感):P27が最もガラス質で目を引いた。
  • 映り込み:ナンバー13が最も鮮明で、まるで鏡のよう。

艶の好みは分かれるが、濃くしっとりした艶を求めるならナンバー13、自然な仕上がりならP27。


比較④ 撥水性能:水はじきの強さと水滴の動き

接触角・水滴サイズを比較。

  • HYDROとP27は接触角が大きく、丸い水滴が綺麗に弾かれる
  • ナンバー13は滑るように流れ、撥水のバランスが絶妙
  • プリズムガードも高撥水だが、流れ方に特徴あり。
  • GO-XCOATはやや素水傾向で水が分散しやすいタイプ。

比較⑤ 雨かけテスト:水切れと残留水滴の違い

  • プリズムガードグラフェン:最も水切れが良く、ほぼ残水なし。
  • P27も水け残りが少なく良好。
  • ナンバー13、HYDROは中間程度。
  • GO-XCOATは水滴が残りやすく、雨染みに注意が必要。

比較⑥ 連続洗車耐久性:6回洗車後の変化

  • プリズムガード:撥水性がほとんど劣化せず、耐久性抜群。
  • P27も同様に高耐久。
  • ナンバー13、HYDROはやや撥水低下。
  • GO-XCOATは明らかに撥水性能が落ちていた。

比較⑦ 防汚性:汚れの付きやすさ

  • プリズムガードグラフェンとナンバー13:汚れの付着が非常に少ない。
  • P27とHYDROは中間レベル。
  • GO-XCOATは汚れが目立ちやすかった。

総合評価とおすすめ

製品名施工性スリック性撥水性水切れ耐久性防汚性総合
ナンバー13S
プリズムガードA+
P27A
HYDROB+
GO-XCOATC

まとめ

「グラフェン」とひとくくりにしても、製品によって全く特徴が異なることが今回の比較で明らかになりました。

  • とにかくバランス重視ならナンバー13
  • 深い艶やガラスのような透明感が欲しいならプリズムガード
  • ナチュラルで水弾き重視ならP27

グラフェン剤選びで迷っている方は、自分の好みや使用目的に合わせて選ぶのがベストです。

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この記事を書いた人

三度の飯より洗車と洗車関連のケミカルが好き。
無心で洗車してコーティングするのが何よりも幸せ。

洗車関連のケミカルは沢山あるけど、ユーザーの感想が分かりやすくまとまっているサイトがないので、作ってみました。

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